演出はちょっと古いけど工夫満載のショー「リトルマーメイドの旅」at ハリウッドスタジオ
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
フロリダ、ウォルト・ディズニー・ワールドのハリウッドスタジオにある常設ショー「リトルマーメイドの旅」。
初演が1992年で、当時の目新しい演出を多く取り入れたショーですので、今から見るとやや古さを隠しきれない部分もありますが、時代を考えればできの良い素晴らしいショーです!
今回は、そんなショーを体験してきましたので、内容や混雑状況、攻略法も含めてご紹介していきますよ。
- 英語必要度 ★★★★☆ ショーは歌とセリフを交えた全編英語で進みます
- 予習必要度 ★★★★☆ ストーリーが飛び飛びなので、予習していないとよくわからないかも
- オススメ度 ★★★☆☆ 優先順位はあまり高くありませんが、時間があれば是非
ちょっと古さも感じるショーですので、わざわざこれを目的に、という感じではないかもしれません。時間を25分ほど確保できればサクッと見られるショーですので、ちょっとした休憩がてら、あるいはあいた時間があれば。
1. 混雑状況とオススメ攻略法
まずは、リトルマーメイドの旅の概要や混雑状況と、どのタイミングで見るべきか、といった攻略情報をご紹介していきます。
1.1 リトルマーメイドの旅の概要
ショーがスタートしたのは1992年。映画「リトルマーメイド」の公開およびパーク開園の3年後に当たります。
当初は18ヶ月間限定の予定だったようなのですが、人気のため限定期間をはずして常設のショーへ。
結局現在に至るまで演じられ続けている、ハリウッドスタジオを代表するショーの1つです。
生歌のミュージカルですので、同じ時期に始まった「美女と野獣 ライブオンステージ」と比較されがちですが、ショーの主眼がちょっと違います。
美女と野獣は純粋なミュージカルなのに対し、こちらのリトルマーメイドは特殊効果も使った「ショー」に近い形態。
当時としては相当工夫をこらしたであろう、ブラックライトを使った暗闇にパペットだけが浮かび上がる演出や、映像と同期したシアター内の仕掛けなど、ショーならではの驚きに満ちています。
どうしてもデジタル化と映像技術が進んだ現在では、やや古臭さを感じざるを得ませんが、それでもクオリティの高いショーであることは確か。
お子様なら間違いなく楽しめるショーですし、大人の方なら1992年という時代に思いを馳せながら、その時代からすれば凄まじいショーだということを感じ取って頂ければ。
東京ディズニーシーにかつてあったショー「アンダー・ザ・シー」ともよく比較されますが、あちらは初演が2001年。約10年の時間差があることを考えると、凄まじい出来ですよ。
1.1 混雑状況とショー開始時刻
このショーは、よほどの混雑日でなければそれほど混雑することはありません。
大抵の場合、25分毎にショーが開始されます。その開始時間ギリギリに行っても入れる場合がほとんど。
次の回を待たなければならないという事態はほぼないと思われます。
シアターの規模はそれほど大きくなくて、東京ディズニーランドで例えるなら「カントリーベア・ジャンボリー」と同規模くらいだと思います。
それでも25分毎にショーが開催されていますから、回転も良いので比較的混雑が少ないのです。
ショー開始時刻は、たいてい10時から25分おきと言った感じ。繁忙期には、9時30分からの回が追加されたりします。
ショー開始時刻の詳細は、公式ホームページで見ることができますので、実際に訪問される日程について調べておくと、事前に計画が立てやすくなりますよ。
1.2 オススメ攻略法
混雑日の日中の時間帯を除けば、ショー開始10分前の到着で十分間に合うはず。
まずはFast Pass +のゲストからプレショーエリアに案内されて、続いてスタンバイのゲスト、という順番になっています。
これが大体ショー開始の10分前~5分前といった時間帯ですので、その頃に到着するとスムーズにプレショーエリアに入れます。
朝か晩が空いていますが、いずれの時間帯も他に回るべきアトラクションがあるかもしれません。
こうした時間帯に空き時間を作れなかった場合には、25分~30分ほどあいたタイミングでこのショーを狙えば良いと思います。
プレショーエリアでは、メインの劇場への扉に向かって右側が前方、左側が後方の座席になります。
劇場で前方の座席に座りたい方は、入り口を入って手前側、劇場への扉に向かって右側に陣取っておきましょう。その中で、列の中盤付近にいることができれば、前列中央で見られる可能性が高まります。
sponsored link
2. ショーの内容
内容は映画「リトルマーメイド」のストーリー通りですので、若干ネタバレも含みますが内容をご紹介しちゃいます。
2.1 プレショー
まずはプレショーエリアに入場し、ショーの注意事項を聞きます。
特に「フラッシュ撮影禁止」という点には要注意。カメラのライトも点灯禁止ですよ。
暗闇の中でブラックライトを使った演出がありますので、明るい光を使うと演者の目がくらんでしまって危険なのです。
プレショーエリアには、トリトン王のトライデントなど、リトルマーメイドに関わる様々な物品が置かれていますので、それを見ながらショーの開演を待ちましょう!
前方のドアが開いたら、順にメインショーエリアへと入場します。
2.2 Under the Sea
劇場に入ると、ステージの手前には水のカーテンがかかっています。
ステージ全体を覆うように、大量の水が流れ落ちているのです。
これは、「ステージは海中だ」ということをあらわしているのでしょうか。
水のカーテンの幕が上がり、まずはUnder the Sea「アンダー・ザ・シー」の楽曲に乗せて、100体にもなるというパペットたちが出てきます。
フランダーやセバスチャンなどなど、おなじみのキャラクターたちが音楽に合わせてステージを動き回る。
しかもなんと、暗~い海の底でパペットだけが蛍光色に輝いているのです!
これは、蛍光塗料を塗ったパペットにブラックライトを当てることで実現しているんだそう。
後ろでは、黒い服を着た役者さんたちがパペットを動かしていますので、ものすごくリアルですしよく動きます!
音楽の力もあって、とっても楽しくなってくるシーンです。
2.2 Part of Your World
続いて、アリエルが洞窟の中で地上へのあこがれを歌うPart of Your World「パート・オブ・ユア・ワールド」のシーン。
アリエルが岩に乗った状態で登場し、生歌で歌い上げます。
ものすごい美声ですし、映画のシーンを重ね合わせても違和感がないくらい本物に似ていてスゴい!
声量、歌の技量ともに圧巻です。
2.3 Poor Unfortunate Souls
続いてアースラがあり得るを誘惑するPoor Unfortunate Souls「哀れな人々」のシーン。
なんと3.6 mもの高さのあるアースラのパペットが現れて、アリエルに人間になれる代わりに声を奪う契約書にサインさせようと巧みに誘惑します。
ステージ横の穴からは、ウツボのフロットサムとジェットサムが現れて、何やら怪しげな声で囁いています。彼らは、おそらくオーディオアニマトロニクス。滑らかに動きます!
ステージを覆い尽くさんばかりのアースラは圧巻!
2.4 そして人間へ
その後、アースラが巨大化して暴れまわり、エリック王子に倒されるシーンは映像のダイジェストが流れます。なんと映像に合わせて、客席に雨も降ってきます! 当時はまだ映像に人の感覚を組み合わせたアトラクションが主流でなかった時代なので、そのさきがけとなったショーの1つですね。
この映像が残念ながら擦り切れかけたテープのようなノイズが入っていて、古さを感じさせてしまいます。
アースラをエリック王子が倒すと、再びアリエルがステージ上へと戻ってきます。トリトン王の魔法でアリエルは人間へと戻り、エリック王子と結ばれてショーは終わり。
幕が閉じたあと、やはり水のカーテンがかかり、さらにレーザー光線を駆使した花火が上がります。
やはり、当時の技術の粋を結集した素晴らしいショーですね。
83分の映画を17分のショーにまとめていますので、かなり内容が端折られています。
映画を見ていないと意味がわからないシーンも多いかと思いますので、未見の方はこの機会に是非!
3. 次に読むのにオススメの記事
このあとは、ママ・メルローズでランチをいただきました。
テーブルサービスのレストランで、アメリカナイズされてはいますが美味しいイタリアンを頂くことができます!
ファンタズミックダイニングパッケージも対応のレストランですよ。
詳しくは以下の記事でご紹介しています。
WDW旅行2日目の詳細記事は、以下のページにまとめています。
この日のその後の行動などについても、そちらからご覧いただけます。
その他、WDWに関するすべての記事は以下のページにまとめています。あわせてご覧ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません