半日で世界旅行! 【ワールド・ショーケース】in エプコット

2018年3月11日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

今回は、フロリダ州オーランド近郊のウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)4大パークの1つ、エプコット(以下EP)にあるエリア「ワールド・ショーケース」をご紹介していきます。

 

エプコットは未来や科学をテーマにした、科学館的な「フューチャーワールド」と世界各国のパビリオンが立ち並ぶ「ワールド・ショーケース」に分かれています。

まさに常設万博といった雰囲気のパーク。今回ご紹介するのは、そのうちワールド・ショーケース部分です。

ディズニーが万博を設置したら、どんな内容になるのか気になりますよね。全ての国のパビリオンをキッチリ回ってきましたので、詳しくご紹介していきます!

なお、訪問時は「フラワー&ガーデンフェスティバル」というイベントも開催されていました。ワールド・ショーケースにも様々なキャラクターの植栽が設置されていましたが、そちらは別記事でご紹介しています。

 

オススメ度

 

  • 英語必要度 ★★☆☆☆ 人々との交流を目的にしなければ英語は不要!
  • 予習必要度 ★☆☆☆☆ ディズニー作品とはほぼ無関係です
  • オススメ度 ★★★★☆ 普通のパークとはちょっと変わった雰囲気を楽しもう!

 

いわゆる一般的なパークとは、ちょっと雰囲気が違います。デフォルメされているものの、各国のリアルな雰囲気を楽しめるよう配慮された作り。「夢の国」とはちょっと違った方向性です。ディズニーらしいおもてなしの精神と、世界の文化との融合は必見!!

 

 

1. ワールドショーケースとは

ワールド・ショーケースは、湖の周りに各国パビリオンが立ち並ぶ、まさに万国博覧会のようなエリア。

一周約1.7 kmにも及ぶ湖周りの周回と、さらには各国パビリオン内の散策も含めると、かなりの距離を歩くことになるなかなかヘビーなエリアです。

屋外の部分も多いので、複数回の休憩は必須。

というわけで、今回は休憩がてらに各国ならではのグルメを食べ歩きつつ、アトラクションもしっかり楽しんできましたのでその様子をご紹介していきます!

 

今回は反時計回りに国を巡っていくことにします。

各国パビリオン巡りを始める前に、こんなパスポートを購入しておくと、各国の方と交流ができて、思い出にもなりますのでぜひご用意を。

ワールドショーケースのパスポート。写真はだいぶ古いバージョンです。これを持っていると、それぞれのパビリオンの方とのコミュニケーションのきっかけになりますよ!

エプコット内の各ショップ、ワールド・ショーケース内のキオスク等で販売されています。

 

あとは、暑いオーランドで、炎天下を長距離歩き回ることになりますので、対策をお忘れなく。

日焼け止め

帽子は必須です。

他にも冷感タオル等あると、ちょっと元気になれますよ!

 

2. 大自然を満喫! カナダ館

フューチャーワールドからワールド・ショーケースに入って、反時計回りに進み始めると最初に見えてくるのがカナダ館

アメリカの北隣にある国ですね。

ナイアガラの滝(アメリカとカナダの国境ですが、カナダ側からのほうが見やすい)や、オーロラなど、北国らしいアメリカ以上に雄大な自然と寒冷地特有の動植物がウリの国です。

公用語は英語とフランス語。

 

敷地に足を踏み入れると、まず目に入るのはお城のような建物。

お城のような建物。周辺にはキレイな緑と、ゴツゴツした岩が見えます。

カナダらしい建築といえばこれ、ということなのでしょう。

周囲にはショップがあって、カナダの名産品やお土産など、ディズニーグッズ以外の普通のものも手に入ります。

カナダはひたすらクマと鮭をプッシュ! ギャグパーカー的なものがたくさん並んでいました。

あとはメイプルシロップ、スモークサーモンなどなど、おなじみカナダの定番おみやげもズラリ。

ワールドショーケースをぐるっと見て回ると、世界各国のお土産も手に入っちゃうんです!

 

お城の裏側に回ると、大きな滝が見えてきました。ナイアガラを始めとした水資源をイメージしたのでしょうか。

滝。岩場から流れ落ちる大量の水は、かなりのしぶきを上げています。近づくとほんのり濡れてしまうほど。

さらに進むと、「オー!カナダ」という360度円形スクリーンを使った映像型アトラクションがあります。

かつて日本の東京ディズニーランド(TDL)にあった「ビジョナリアム」などと似たような形式で、観客の周囲を取り囲むように映像が投影されます。

内容は、カナダの名所を紹介する実写映像。雄大な自然を楽しむことができますが、いかんせん映像設備が古いので、今となっては古臭さを感じてしまう可能性大。

今まで3回ほど見たことがありますので、今回はスルー。

 

そのすぐ近くには、高級ステーキハウスがあります。WDWで美味しいお肉を食べなくなったらここへ。もちろん、ダイニングプランにも対応しています(テーブルサービス2回分必要です)。

その前にはキレイなお庭。春は比較的草花が多い地域もありますので、そういった地域をイメージしたのでしょうか。

ステーキハウス前のお庭。カラフルで綺麗です!

カナダ館に屋台型の軽食は無かったので、休憩は持ち越しに。

 

先程用意したパスポートは、専用スペースで提示すると、こんな感じで記念のシールやスタンプを押して、コメントを書いてくれます!

カナダ館で書いてもらったパスポートのページ。公用語のうち、フランス語が使われています。モザイクのところには名前が入っています。

カナダは英語とフランス語が公用語なのですが、そのうちフランス語で。

その時の会話や担当の方によって、書かれるコメントも違ってきますから記念になりますよね。

各国を回るモチベーションも出てきますから、ぜひ用意しておきたい品です。

しかも、各国ちょっとわかりにくいところにあったりしますので、探しているうちに各パビリオンをじっくり回れるという嬉しい副作用も!

 

 

3. イングランドからアイルランドまでを凝縮 イギリス館

イギリス館。ロンドンの住宅をイメージしているのでしょうか。

続いて見えてきたのはイギリス館。ピーターパンやふしぎの国のアリスなどの故郷ですね。

イギリスはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4地域からなる連合王国。島国ではありますが、まったく異なる幾つかの文化が混ざっていますので、それをどう表現しているのかが見どころです。

公用語はもちろん英語です。

 

パビリオンの向かい側にカウンターサービスの屋外型レストランがありましたので、ここで腹ごしらえ。

イギリス館向かいのクイックサービスレストラン「ヨークシャー カウンティー」。ひたすらフィッシュ・アンド・チップスを推しています。

注文はもちろん、「フィッシュ・アンド・チップス」です。イギリスといえば、やはりコレ。

フィッシュ・アンド・チップス。かなり大ぶりのフライドフィッシュがポテトの上に載っています。

白身魚のフライとフライドポテトのセットです。小さな船型トレイに乗って提供。

フィッシュはかなりボリューミーで迫力があります。フリットに近い、しっかりカリッとする衣でなかなか美味しい。中のお魚はフワッフワ!

下にはフライドポテト。こちらもホクホクでなかなか。

メシマズで有名なイギリスですが、やはりフィッシュ・アンド・チップスだけは外しません。

 

イギリス館の中に入っていくと、片側はアイルランドやスコットランドなどの建築様式に近い建物、反対側はイングランド的なレンガ造りの建物が立ち並ぶ、ちょっと不思議な風景

イギリス館の町並み。左側がアイリッシュ、右側がイングランドスタイルのよう。さらにアイルランドサイドには、アイルランド音楽を奏でる楽団が。

これがしっかりと馴染んで見えるから、ディズニーマジックは不思議です。

ここではイギリスブランドの香水や、トワイニングの紅茶など、イギリスを代表する品々が並んでいます。

ふしぎの国のアリスのグリーティングがあったり、

アリスのグリーティング。小さな小屋の間で行われています。

イングリッシュガーデンがあったり。

イングリッシュガーデン。フラワーアンドガーデンフェスティバルをやっていたこともあって、すごくキレイな感じでした。

小奇麗な雰囲気でなかなかにステキ。

 

アフタヌーンティーができるテーブルサービスレストランがあると人気が出そうですが、その分予約競争も激化しそうです…。

イギリスのパスポートはこんな感じ。

イギリスのパスポート。プーさんの故郷だよ~という情報の他に、スコットランド出身のろーらだよ、というサインが書かれています。

 

 

4. 美食と芸術の国 フランス館

ボードウォーク方面から徒歩やボートで入場できるゲートを横目に橋を渡ると、フランス館が見えてきます。

遠くに見えるフランス館。右手にある橋を渡った先には、ボードウォーク側へと出られるゲートがあります。

フランスと言えばエッフェル塔に凱旋門! 実際、奥の方には遠近法を使って大きく見えるエッフェル塔がそびえ立っていますよ。

ディズニー的には美女と野獣の舞台となった国でもあります。訪問時は実写版美女と野獣の公開後だったこともあって、かなりの美女と野獣押しでした。

ベルと野獣。周辺の木々、背景や噴水とのばらんすが見事です。

 

美食の国ですから、見どころはやはりフランス料理。

手前にはシェフ・ド・フランスというテーブルサービスの高級フレンチもありますし、

テーブルサービスのフレンチレストラン「シェフ・ド・フランス」。きらびやかできれいな建物です。

奥にはアイスクリーム屋さんや、ショップと食堂が一体となったお店もあります。

左手にアイスクリーム屋さん。奥に見えているのが、ショップとクイックサービスレストランです。

この食堂はカウンターサービス形式で、フレンチを手軽に楽しむことができますのでオススメ。大衆食堂のイメージでちょっと暗いですけどね。

 

僕らは、フラワー&ガーデンフェスティバル限定で出ていた屋台で、オニオンチーズパイを購入して食べてみました。

食べかけですみません…。オニオンチーズパイです。フラワーアンドガーデンフェスティバル限定。

もう組み合わせからして間違いのない料理ですが、やはりその名に違わずしっかりと美味しかったです。

フランスのパスポートはこんな感じでした。もちろんフランス語で書かれています。

フランス館のパスポート。ようこそフランスへ、といった感じでしょうか。

フランスも映像型のアトラクションがあるのですが、カナダよりもショボいので、やはりスルー。

 

 

5. 素敵な民芸品がたくさん モロッコ館

アフリカ北西部の国、モロッコ。政治的にはなんだかんだありますが、エプコットのオープン当時は、おそらくアフリカで最も安定していたためか、アフリカから唯一のパビリオンが設置されています。

モロッコ館の外観。まるで要塞のようですが、おそらく普通にオアシスにある街のイメージ?

土壁で作られた要塞のような建物の中は、屋根付きのスペースや噴水のある中庭などが広がっています。

モロッコ館の入り口にある噴水。土壁の建物とは打って変わって綺麗ですよね。

室内のお店もありますが、露天風のお店もあり。いずれも(おそらく)モロッコ産の民芸品などを販売しています。

 

その他、タイリングも見事。装飾的なタイル張りが、アフリカ北西部でも一般的だったんですね。

タイル。床面や壁面など、あちこちがタイルで装飾されています。

日本にいるとなかなかアフリカの文化に触れることはありませんが、ヨーロッパは地理的にも近く、かつて植民地支配をしていたという経緯もあって、アフリカの文化には(日本よりは)親しみがあるようです。

その流れでアメリカでもこうして触れることができるんでしょうね。

国と国との関係性についても、日本との違いが見られてなかなか楽しいパビリオン巡りなのです。

 

モロッコで書いてもらったパスポートはこんな感じ。

モロッコで書いてもらったパスポートのページ。アラビア語なので、右から左に読みます。下に英訳を書いてくれていて、モロッコへようこそとのこと。

 

記事は次のページへと続きます! 次のページはいよいよ日本館!!