故宮博物院の周辺には地元の方の憩いの場がたくさん ― 台湾旅行記第10回

2017年1月22日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

今回は、故宮博物院と士林駅の間にあるスポットを幾つかご紹介していきます。

前回は故宮博物院を朝イチで観光しまして、その帰りに立ち寄った場所です。

30分位の散歩がてら、地元の方の憩いの場がいくつか見られて、台湾の空気を肌で感じることができました。

 

故宮博物院からの帰りもやはり徒歩で

帰りも、行きにふらふら見ながら歩いていた中で立ち寄りたいところが何箇所かありましたので、やはり歩いて帰ります。

ルートは故宮に向かう際の記事を御覧くださいね。

故宮近く、通りの右手には公園がありまして、こちらも信義園と同じような中国風の庭園になっています

こちらの公園はしっかり作り込んであるところが多くて面白いですね。

似たような庭園に故宮で寄りましたので、ここはスルー。

 

おなかが減ったところにちょうどファミマが

朝は6時半起きで出ていまして、士林駅に着いてからは一度も休むこと無く歩き通し。

10時過ぎではありますが、流石にお腹が減ってきました。

そんなときに目の前に現れたのがファミマ。

 

ここは台湾らしいものを食べたいところですが、しかたありません。

ファミマで小腹を満たすとしましょう。

 

入ると例の音が…でもちょっと違う?

ファミマに入ると、例の音が鳴ります。

が、台湾のファミマの入店音はこれとはちょっと違うような…?

どうもキーがちょっと高いみたいなんです。

なぜキーが違うのかはよくわかりませんが、懐かしいのにどこか違和感を感じる不思議な体験でした。

 

暖かい食べ物が多い!しかもセルフ!!

台湾のファミマは、日本のファミマと比べると商品数は少なめ。

その代わり、店舗中央の一番良いスペースに、ドーンとホットスナック類の什器が置いてあります

肉まん、揚げ物、おでん的なものなどなど。

これをセルフで取ってレジに持っていくんです。

 

日本だと衛生面の問題なのか万引き対策なのか、レジで注文する形になっていますから、むしろ日本より民度が高いんじゃないかという。

今回は鮮肉包、いわゆる普通の肉まん25元(約100円)を購入してみました。

 

本場台湾の肉まんは…ファミマクオリティー

購入した肉まんは、日本のものと比べるとかなり大ぶり。

さすが本場台湾、と思いながら食べ始めると…

肉少なっ!

やはり台湾でもコンビニはコンビニ。

日本のものとは味は違いますが、特段美味しいということもなく、餡も少なめ。

いくらお腹が空いたからといって、コンビニで食事をするのは得策ではありませんね。

 

実は、もう1つ買いたかったものが

ファミマに寄ったのは、実はもう1つ買いたかったものがあったからなんです。

それが、こちら。

ただのメモ帳です。25元。

なぜメモ帳が必要かといいますと、飲食店で注文をする時にメニューに書いてある漢字は読めるんですけど、発音がわからないんです。

そんなときは紙に漢字を書いて渡せば理解してくれますので、台湾旅行にはメモ帳とペンがあるととっても便利!

ペンは忘れずに持ってきたのですが、メモ帳を忘れてきてしまったので購入しておきたかったんです。

 

お腹も少し満たされ、メモ帳も準備できましたので、故宮周辺探索に出発!

 

 

テーマパークのように作り込まれた公園

続いて、斜めにショートカットできる道のところにも、やはり中国風の庭園型公園があります。

ここは、駅に向かいつつ見ていくことができますので入ってみます。

 

入口からして凄い

入場は無料。なんですが、こんなゲートがあるのでちょっと身構えちゃいます。

 

通路もしっかり屋根がついていて、すごく立派。

 

岩山やら洞窟やら、無料の公園なのに作り込みが凄い!

大きな池や、中央の島には岩山があったりして、小さな子供連れの家族でにぎわっています。

真ん中より少し左にある島に、岩山があるの見えますか?

反対側から見るとジャングルのようにも見えたりして、冒険心をくすぐられる作りになっています。

公園をただの更地にせず、テーマパークのようなつくりにしてしまうのは凄い!

 

士林駅側には、大きなガジュマルの木と洞窟も。

 

全て人口ですし観光ポイントにはならない感じですが、公園に対する行政の姿勢が垣間見られて良い国だなぁ、としみじみ感じ入りました。

 

公園の近くには地元のお寺も

公園の故宮側出入り口近くには、地元のお寺らしき建物がありました。

彩り豊かな台湾らしいお寺ですね。

提灯がまた良い雰囲気を出しています。

提灯といえば、かの有名な九份にも行きましたので、後日レポートしますよ!

 

 

地元の肉まん屋さんで変わり種を食べてみる

公園を出て駅の方へ少し進むと、道路の右手に肉まん屋さんがあります。

左の赤い看板、開封包子というお店が肉まん屋さん。包子で肉まん的なまんじゅう類の総称ですね。

右側の青いお店には水餃子などもあったのですが、中を除くと4人のテーブル席が1つだけ。

2階もあるようなのですが、ちょっと難易度高そうだったので断念しました。

 

葱油包と高麗菜包を購入

こんな地場のお店なら間違いないだろう、ということで買って食べてみます。

が、どう見ても日本語と英語も通じなさそうです。ということで、早速さっきファミマで購入したメモを活用。

葱油包と、高麗菜包と書いて渡します。

包系が15元、肉まん系が20元でした。

 

葱油包

葱油包は、日本で言う花巻のような、具のない肉まんの皮をロールにしたような食べ物の間に葱と葱油を挟んだもの。

甘くてふわふわの皮に、青ネギの強烈な香りが乗って美味しい!

葱油の香りだけでも強烈なのに、さらに葱自体も細切れになって入っていますから、かなり強烈。

塩気はそんなに無いものの、葱の香りでどんどん進んでしまいます。

さすが地場のお店。ファミマとは違いますね。

 

高麗菜包

続いて、高麗菜包を食べてみます。サイズは普通の肉まん。

中には、春雨とコリコリした貝類(?あるいは山菜?)、干し椎茸を戻したもの、チンゲン菜の香りを強くしたような青菜、千切りの人参などが入っています。

青菜の香りがよくて、春雨のプツプツ、貝のコリコリ、しいたけのギュムッとした食感も楽しい一品。

中身もぎっしり詰まっていて、やはりファミマとは違いますね。

高麗菜ってキャベツじゃなかったっけ、と思いつつ美味しかったので良しとしましょう。

 

なかなかレベルの高いまんじゅうを頂けましたので、徒歩で故宮付近をうろつかれる際にはオススメです。

10時くらいにはオープンしているようですよ。

 

 

なんだかよくわからないけど大きな運動公園

 

更にしばらく歩いていくと、朝通りがかった時に、多くの台湾人ツアー客が訪れていた公園のような施設が左手に見えてきます。

植木で作られた様々なスポーツをする人々のアートの間に、ユニバーシアードの会場になったというような看板が立っています。

 

なんだかわからないまま中に入ってみると、どうやらテニスコートや球場などがある、複合運動公園のよう。

こんな運動公園に、明らかに休日を楽しみに来たような方々がいらっしゃったのですが、何をしに来ていたのでしょうか…。

 

さすがに、ここには用事はないな、ということで帰ろうかと思ったのですが、ちょっと小高い丘があるようでしたので登ってみることに。

観光に出かけたときは、登れそうなところは手当たり次第に登ってみることにしています。

普段運動不足なので、運動不足解消という目的も兼ねて。

 

残念ながら、気に遮られて市内を一望とは行きませんでしたが、ちょっとした腹ごなしをすることごできました。

 

 

まとめ

故宮博物院から士林駅へと歩いて帰る途中に立ち寄ったのは、だいたいこんなところ。

観光地ではない素の台湾が見られて楽しかったです。

アップダウンはないですし道もわかりやすいですので、体力に自信のある方、時間に余裕のある方は、歩いてみるのもオススメ。

 

故宮とその周辺については、今回でおしまい。

このあとは、台湾市内を一望できる象山へと向かいましたので、次回はそのレポートをしていきます。

 

 

次に読むのにオススメの記事

台湾旅行に関する次の記事は、台湾を一望できる眺望の良い山「象山」についてです。

階段がしっかりと整備されていて比較的かんたんに登ることができる山ですが、眺めは素晴らしいですので、お天気が悪くなければ訪れて見る価値はあるかもしれません。

以下のページでアクセスや準備すべきものなど、詳しくご紹介していますよ。

 

台湾旅行に関するその他の記事は、以下のまとめページからご覧ください。